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めっきうんちく②〜めっきのルーツ〜

こんにちは!めっきうんちく第二回では、めっきのルーツについて少し触れちゃいます!

めっきのルーツは古く、すでに紀元前1500年頃には、メソポタミア北部(現在のイラク周辺)で装飾品や鉄器などにスズメッキが用いられていたとされています。その後、メッキは中国、古墳時代の日本へと広がりました。日本各地の古墳からの出土品には、金めっきされた青銅器などが多くみられます。
これらのめっきには、金と水銀を利用したアマルガム法が使われました。725年には、この手法で東大寺の大仏も金めっきされました。

アマルガム(※)法とは、、、
金を水銀に溶かした金アマルガムを表面に塗り、加熱して水銀を蒸発させ、金の塗膜だけを残す焼着法でした。東大寺の大仏にも駆使された手法です。これが、金が水銀の中に消滅してしまうかのようであったため、滅金(めっきん)と呼ばれるようになりました。この『めっきん』が『めっき』に転化したと言われています。

以上、今回はめっきのルーツについて記載させて頂きました!
次回もお楽しみに♬

(※)アマルガム…水銀と他の金属との合金の総称を示す。